ちょぃと一工夫 -AQUA編-

ちょこっとした工夫や、DIYのコーナーです。
欲しいもので気に入った商品が無い場合や、欲しいけどそんな商品が無い場合、
自分で作ってみましょう。とか、こーやったらよりGOODですよ。ってな事ですね。
たいしたことはやってないですが、取りあえずやったことは載せてゆきます。
この中の1つでもご参考になるものがあれば、幸いです。

  仕切り版を作る
  湧き水を作る
  C型クランプ
  CO2ミキサーのプチ改造
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仕切り版を作る
 今回、湧き水を作るにあたり、砂の性質の違いから、湧き水エリアと水草エリアを分けるつもりでした。(120cm水槽導入記参照)そこで、お互いの砂がまざらないように仕切り版を作成しました。(湧き水の写真は下の絵を、全体像は MY SYSTEMをご覧下さい)
 材料はエンビシート。やわらかくて加工しやすいですからね。

仕切りイメージ  で、エリア分けは、こんな感じです。(120cm水槽を上から見た図です。)
 左側と右側に水草エリアを作り、その間を白いパウダー砂で埋めます。そして、この砂の部分に2箇所程湧き水を作ろうと思ってます。

 というわけで、まずはエンビシートをお買い上げです。2mm程度の厚みで、90cm×60cm くらいの大きさで、千円くらいでした。
それと、これらをくっつける接着剤です。エンビ用の接着剤はお互いを溶かして接着するのですが、今回のシートは厚みが薄すぎて接着部分が解けてなくなってしまうかもしれない、とのことで、万能セメダイン(名前今度調べときます)を購入しました。それと、バスコークです。

仕切り版

 こいつを上図の「セラミックサンド」の部分と同じ形に切り取り、幅約5cm、長さを外周に合わせてカットした別のエンビシートを、淵に貼り付けます。
ただ貼り付けただけでは自立できないので、つっかえとなるように短いエンビシートも貼り付けます。

 あとは、これを水槽内にセットすれば完成です。
ただし、今回は、セラミックサンドとパウダー砂は砂の厚みを変える予定なので、段差部分の仕切り版が丸見えではいただけません。
そこで、バスコークとセメダインを仕切り版に塗ったくり、そこにセラミックサンドを貼り付けました。隙間なく貼り付けるには、幾重か重ねていく必要がありました。
この作業が一番面倒でした。

 これで、本当に完成です。このまま水槽内にセットして、あとはセメダインが乾くのを待って完了です。
一応、これらが砂の重みでずれないよう、水槽の底を一部接着してあります。それと、水槽の背面側に接触する仕切り部分も軽く接着しました。


 
湧き水を作る
 パワーフィルターの排水パイプとエルボ、そして、底面フィルターの立ち上がり部分のパイプと、底面/上部フィルター直結すトレーナーを使って湧き水を作ります。

湧き水の全体像奥側の湧き水アップ
湧き水全体像 湧き水アップ

 我が家の水槽には、2つの湧き水を作りました。場所は上の絵を見てください。

 動力は外部フィルターを使います。要は、外部フィルターの排水パイプを底砂の中に埋め込んじゃえっ!っていうちょっと強引なやりかたです。
では作り方。絵はクリックで大きくなります。

湧き水の仕掛け  とりあえず、下記アイテムを揃えます。

  (1) 底面フィルターの立ち上がり部分のパイプ
  (2) NISSOの、上部フィルター/底面フィルター 直結ストレーナー
  (3) 外部フィルターの排水パイプとL字のゴム管
  (4) 2cm程のパイプの切れ端
  (5) エンビシート(またはアクリル版)
  (6) 接着剤

 (1)、(2)、は、順番に繋げるだけでOKです。(1)で高さを調節でき、(2)のストレーナーには開閉できるスリットが付いているので、これで水流を調節します。
 次に、(3)の排水パイプには、穴が沢山あいてますので、湧き水を出したい部分以外の穴は接着剤で塞いでしまいましょう。

水の流れ  そして、残った穴は斜め下に向け(これは、フィルターが止まったときに砂が穴に入り難くするためです)、立てた(4)の切れ端の側面に(3)の排水パイプがはまるように穴をあけます。
 その立てたパイプと、排水パイプを接着します。(ここから水が出てくるわけです。)

 立てたパイプをつけるのは、斜め下に出てきた水の流れを強制的に真上に変えるためです。ただし、実際には無くても大丈夫でした。

 上の写真の左側では、手前が立てたパイプがついているものです。水は真上に上がるため、立てたパイプを中心にクレーターのような凹みがありますね。
 奥の方は、立てたパイプが取れてしまったため、水は斜めに出ています。右の写真がそのアップです。

 といわけで、この水の噴出す角度で湧き水の表情が変わってくることがわかりました。後はその角度をどうとるか、を試行錯誤してみると、きっとステキな湧き水ができると思います。

 ちなみに、立ち上げ当初はストレーナーのスリットを全部閉めていたんですが、一晩で砂が吹き飛んで、立てたパイプが丸見えになってしまいました。
今はフィルターが適度に詰まってきたようで、全部閉めた状態で丁度良い感じです。つまりこれってフィルター掃除の目安にもなるかも?


 
C型クランプ
C型クランプ  ミドボンとレギュを接続する際のナットは、かなりの大きさです。あの大きさのスパナはなかなかご家庭にはありませんね。
 我が家では、モンキーレンチを目一杯開いてもNGでした。一刻も早く取り付けたいのに、レンチが無くてナットが締められねぇ〜っっ!!
 そんなとき、父が持ってきたのがC型クランプでした。こいつをナットに取り付けて、クランプごと回すのです。おぉっ!レンチが無くてもナットが締められる!!
 おかげでレンチを買いに行かずとも、レギュを取り付ける事ができたのでした。

 皆さんも、レンチがない時に試してみてはいかがでしょう? ん?、そもそもクランプなんて無い? それは残念。
 ちなみに \500くらいで売ってます。


 
CO2ミキサーのプチ改造
拡散器の掃除が面倒でミキサーに変える事にした(詳細は "思いつくままに-AQUA編(CO2ミキサー)" をご覧下さい。)んですが、巷では溶解率をさらにUPさせるために、CO2添加パイプにCO2ストーンをつけてる方が多くいらっしゃいますね。
 fakerもそれに見習うつもりだったのですが、なんせ不精者なので、そのCO2ストーンの掃除すらしたくありません。そこで、CO2ストーンを使わずに、CO2添加パイプから出てくる気泡を確実に水流に巻き込ませる事で、溶解効率をUPさせる工夫をしてみました。

 やり方は簡単!ミキサーの水流パイプの根元に穴をあけ、CO2添加パイプとその穴をエアチューブで繋ぐだけ! これで、CO2添加用パイプから出てくる気泡は確実に水流に巻き込まれ、まっすぐ上に上がることなく溶けていくでしょう!

 では作り方です。
実物 作り方 (1) 図のようにCO2ミキサーの水流パイプに約5mm の穴をあけます。
   ・穴の位置は、出来るだけ根元がいいです。その分水流に乗る距離が稼げます。
    穴の直径は差し込むジョイントに合わせて調整しましょう。

(2) エアチューブのジョイントを、図のようにカットします。
   ・パイプの中ではみ出すぎると水流の障害になりそうなので。

(3) チューブジョイントのカットした方を(1)の穴に差し込みます。
   ・穴がピッタリなら接着しなくても大丈夫です。

(4) CO2ミキサーのCO2添加パイプと(3)をエアチューブで繋ぎます。

 実際の様子はこんな感じです。写真をクリックすると拡大します。
完成図
 どうでしょう。ドリルで穴を開ける部分が一手間かかりますが、あとはチューブを差し込むだけです。材料もエアチューブとチューブジョイントのみ。これらはみなさん在庫してそうですよね。

 さて、実際の使用感はといいますと、なかなか良いです。パイプから出る気泡は、1滴ずつ巻き込まれていくのではなく、水流に晒されながら帯のような感じでどんどん下に伸び、一定まで伸びた時点で少しずつ水流パイプから出て行き、渦に捲かれて行きます。渦に捲かれる時と、水流パイプ内を伸びてる時とダブルで溶けてる感じです。

 渦に捲かれ、容器の中を舞う気泡を見られるのは精神的にも良いいカンジです。「無駄にCO2垂れ流してないぜ!」とちょっと勝ち誇った気分になれます。 ちなみに、添加終了時に容器上部を確認してみたところ、空気溜まりはできていませんでした。きっちり溶解しているようです。

 ただ、添加量を3〜4滴/1秒程度まで上げると、容器上部に空気溜まりが出来てしまいました。今回は 2〜3滴(10秒間に22,3滴)程度に絞り、これできっちり溶解されるうようになりました。

 
 最後に、仕様変更がされる前のCO2ミキサーは、水流パイプがシャワーパイプになっており、この方法でうまく水流に巻き込めるかはちょっとわかりません。。すみません。。

2003.07.22
 近況報告です。
 まず、ほぼ100%の溶解率を維持するには、水流パイプ内で気泡が帯状であり続けるのが良いようです。出てくる気泡と水流のバランスがとれるとこの状態になり、気泡がミキサー内に舞わなくなります。
 我が家ではプライムパワー10でミキサーを駆動、気泡:2滴/1秒。これでミキサー内に空気溜まりはできません。一時期プライムパワー20で駆動してみたのですが、この場合水流が強すぎて、気泡の帯が途中でちぎれてしまい、気泡がミキサー内に舞うような状態で数日後には空気溜まりができてしまいました。(またプライムパワー10に戻したところ、空気溜まりはできなくなりました)
 ちなみに、120cm水槽で、8時間/1日 添加の場合、2滴/1秒で十分のようです。うちでは気泡がバンバンでています。

 というわけで、この工夫の最大のポイントは、水流とCO2添加量のバランスです。
水流パイプ内で気泡の帯ができ、それが一定の長さで常に保たれるように水流と添加量のバランスを取ってください。


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