AQUA予備知識 -生態編-

ここでは、本サイトのAQUARIUMページに出てくる専門的な用語や、熱帯魚飼育に関する基本的な事柄を纏めています。
本サイトのAQUAページをご覧頂く際の助けになれば、幸いです。

というわけで、AQUAのページで意味不明な言葉を見つけ,ここに解説が載ってない場合、連絡下さい。
先輩方、間違った表現があればぜひ教えてください。

  熱帯魚
  水草
  エビ
   
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生体編
 熱帯魚・水草などをご紹介します。

 
熱帯魚

 熱帯魚とは、その名の通り熱帯地方(温帯も含む)に住んでる魚たちのことです。キレイな魚だけでなく、えらく地味な魚でも、温帯から熱帯に住んでいれば、それは熱帯魚です。
 ここでは、そんな熱帯魚についてご紹介します。但し淡水魚に限ります。

カラシンの仲間  南アメリカやアフリカで繁栄している魚たちです。
 とても種類が多い上に、数cm 程度の小型なものから1m に達する大型なものまで、とてもバラエティーに富んだグループです。小型の魚は名前が 「○○テトラ」 と呼ばれる物が多く、広く親しまれています。ネオンテトラやカージナルテトラは、どこの熱帯魚屋さんでも見ることができますね。彼らが群泳する姿は、本当にキレイです。
テトラ類は、メジャー種にまじってマイナーな種類が輸入される事があり、それらを特に「珍カラ」と呼んでいます。
 ちなみに、ピラニアもカラシンの仲間だったりします。
シクリッドの仲間  アフリカやラテンアメリカで繁栄している魚たちです。エンゼルフィッシュやディスカスなど、熱帯魚を飼ってない方でも名前は知ってるんじゃないですか?
他にもアピストやオスカーなど、有名な魚たちが多く、もちろん人気も抜群です。が、なんとなくマニアなイメージがあります。(fakerだけですね。)
 ところで、この仲間はほとんどが子育てをします!女性を味方につけたい貴方、ぜひ挑戦してみては?
アナバンテッドの仲間  ベタに代表されるこの仲間の最大の特徴は、なんと空気呼吸ができることです。あくまでも補助的に、ですけどね。この補助呼吸器官は、迷宮器官(ラビリンス)とよばれています。だからコップでも飼えたりするんですねー。ちなみにベタは「闘魚」とも呼ばれており、オス同士を同じ水槽に入れると、どちらが死ぬまで戦い続けるそうです。
他にもグラミーは動きも面白く、個人的に好きな種類です。この魚は水面の草などに泡で巣を作って子育てをします。ぜひ繁殖にチャレンジしたいですね。
メダカの仲間  グッピーやプラティーが有名なこの仲間は、卵胎生メダカと卵生メダカの2種類がいます。ちなみに、グッピーもプラティーも卵胎生で、親のお腹から直接子供が生まれてくるんです。おかげで繁殖が容易。なにもしなくてもガンガン増やせますのでご注意を。
コイの仲間  金魚や錦鯉が有名ですね。他にも アカヒレ、ラスボラ、ゼブラダニオなど、様々な種類がいます。丈夫で飼いやすいので、初心者向けと謳われる魚が多いです。○○ダニオ とよばれる魚たちは、結構せわしなく動き回ります。もう少しおちつけ〜っ!
ナマズの仲間  この仲間は、ほぼ全世界にいます。特に有名なのは、コリドラス、プレコでしょう。どちらもバリエーションが豊富で、これらのみをコレクションしている方も沢山います。コリドラスは他の魚をいじめることもなく、低層を泳ぐので混泳魚としても人気の高い魚です。
「よく残エサの掃除係」という名目でオススメされたりしますが、意外とエサを探すのが下手です。だからって彼らの分までエサをまくと水質悪化に繋がりますから、ぜひ専用のエサを買ってあげてください。
レインボーフィッシュの仲間  その名の通り、とても色鮮やかな魚たちです。光の当たり方で色が変わって見え、とても美しいですよ。ネオンドワーフレインボーの群泳なんて圧巻です。ただ、この魚たちはテトラほど小さくないので、群泳を綺麗に見せるにはそれなりの大きさの水槽を用意したいですね。
古代魚の仲間  水族館で見られるような大型の魚たちです。なんといっても、その迫力! それでいてよくなつきます。
たまにニュースで流れる、「飼い切れなくなって手放された」魚たちは、たいていこの仲間たちです。飼うにはそれなりの覚悟と責任を持ちましょう。


 
水草

 水草とは、水中に適応して生活している草たちのことで、 「有茎タイプ」 、「ロゼットタイプ」 などの分類が一般的です。
 ここでは、そんな水草についてご紹介します。

有茎タイプ  茎を伸ばして成長し、茎の節目から葉が出てくるタイプの水草です。
強い光を好み、葉から栄養分を吸収するタイプが多く、他の水草に比べて成長速度が早いのが特徴です。
 種類はもちろん、色も多彩(薄い黄緑〜濃い赤まで、ほんと多彩です)で、水槽内を明るく華やかにみせてくれます。
ただし、成長が早いので、トリミングが大変だったり、栄養不足になり安かったりと、綺麗な状態を維持するのには、それなりの手間とテクが必要です。
 これら有茎タイプを増やす場合は、節目のすぐ下でカットし、カットした節目と、その1つ上の節目からはえてる葉を取って、その部分を植えてあげます。(浮力の強いタイプの場合は、葉は取らずにアンカーとしてそのまま植え込みます。) すると節目から根が出てくるし、残った方は切られた下の節目から新芽が生えてきます。
ロゼットタイプ  葉が根元からロゼット状(バラの花びらのように広がって出てくる)に出てくるタイプの水草です。
根から多くの栄養分を吸収するので、底肥を埋め込む必要があります。また、植え替えるとイジけてしまう(成長がとまる)ことが多く、その間にコケにやられるととても悲しい目にあいますので、植える場所は良く考えましょう。頻繁な植え替えはしないほうが良いです。
 このタイプはランナーと呼ばれる "つる" のようなものが伸び、その先に子株が出てきて増えます。増やす場合は、子株がある程度大きくなるまで待って、つるから切り離して植えてあげましょう。
その他 いも類
 球根から育つ水草のことで、アポノゲトン類、ニムファ類、コウホネ類が有名です。
この水草は浮き葉を出します。水中葉だけの姿を長期間維持するなら、浮き葉が出てきたらすぐに切り取ってしまいましょう。
 また、植える時に球根を全部埋めてしまうと、球根が腐って水草自体も枯れてしまいますので注意が必要です。
 増やし方は、葉の付け根あたりに子株ができるので、それを切り取って植えてあげます。

テープ
 テープのように葉が長く伸びるタイプの水草で、バリスネリアが有名です。葉が長く伸びるので、後景として利用されることが多いです。 水深より長くなったこの葉が、水面で水流にたなびいてるかんじが好きです。(ただ、その下の光量が減るのは困りもんですけど。。)
 このタイプもランナーで増えます。切り取って植えてあげればOK。

浮き草
 葉や茎は水面に浮かんでおり、根を水中に垂らしそこから栄養を吸収するタイプの水草です。
 このタイプは勝手に増殖します。増やし方は、ほっとく。これに限ります。

シダ類
 胞子で増えていくタイプの水草で、ミクロソリウムが有名です。岩や流木に活着させて利用することが多いです。
強い光も必要とせず、丈夫な水草ですが、高水温下(だいたい28度以上)では、葉が黒くなるシダ病にかかりやすくなります。
ちなみに、もしそうなったらその葉っぱはすぐに取り除きましょう。
 増やし方は、葉を浮かせておくだけです。子株ができてくるので育ったら植えるなり流木に活着させるなりすればOK。


 
エビ

 水槽内のコケ掃除役として重宝されていました。最近はその種類も増え、鑑賞のためにエビだけを飼ってる方も多いようです。

ヤマトヌマエビ  エビの中でも代表的な存在で、体長4cmほどになります。コケとり能力は充分ですが、コケがないと水草の新芽等を食べてしまうので注意が必要です。
 このエビは水槽内で繁殖ができません。(繁殖には汽水域が必要だそうです)
ミナミヌマエビ  ヤマトヌマエビよりひと回り小さい淡水エビです。ヤマトヌマエビより小さいので、その分コケ取り能力は劣りますが、こちらは卵胎生なので水槽内で繁殖できるのが魅力です。「外部フィルターを開けるとわらわら稚えびがでてきた」なんてエピソードはよくあるらしいので、繁殖は容易でしょう。
ビーシュリンプ・
ニュービーシュリンプ
 ミナミヌマエビと同じく、小型の淡水エビで、体長は1cm 〜 3cm 程度です。このエビは背中に黒い横縞が数本あり、観賞用としても充分楽しめます。
 このエビも水槽内で繁殖ができます。
クリスタルレッド
シュリンプ
 赤いビーシュリンプです。とてもキレイで水草によく似合いますが、かなり高価なので、購入には勇気と勢いが必要です。
トロピカル
シュリンプ
 湾産のヤマトヌマエビのことで、日本産のヤマトヌマエビより高水温に強いそうです。また、あの黒髭も食べるらしいです。
ロックシュリンプ  ハサミの部分が扇状になっているエビです。ふさふさした手で流れてくるプランクトン等の有機物を捕獲して食べます。(コケは食べません。)そのためいつも水流の上流を向いて手を広げています。


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