AQUA予備知識 -設備・アイテム編-

ここでは、本サイトのAQUARIUMページに出てくる専門的な用語や、熱帯魚飼育に関する基本的な事柄を纏めています。
本サイトのAQUAページをご覧頂く際の助けになれば、幸いです。

というわけで、AQUAのページで意味不明な言葉を見つけ,ここに解説が載ってない場合、連絡下さい。
先輩方、間違った表現があればぜひ教えてください。

  水槽
  水槽台
  照明
  濾過器
  濾材
  エアポンプ
  co2関連機器
  タイマー
  サーモ・ヒーター
  クーラー
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  その他編へ


設備・アイテム編
 熱帯魚を飼育する上で必要な設備機器や、あると便利なアイテム等についてのご紹介です。
 「ふみづき」 が使用している物たちは、どーなのよ? -設備・アイテム編-でご覧頂けます。

 
水槽

 魚や水草を入れるための入れ物です。

特徴:ガラスとアクリルは、ほぼ正反対の特質をもってるようです。
ガラス製 長所 傷が付きにくい。60cmくらいまでならアクリルより安い。
短所 重い。割れる可能性がある。
アクリル製 長所 ガラスより軽い。水槽が大きくなるにつれ、ガラスより安くなる。
水槽の形を比較的自由に設計できる。
短所 傷がつきやすい。紫外線で劣化する。

種類:ふちの有無と角の有無で別けられます。
ふちあり一番安価なタイプガラスの4角がシリコンで覆われていて、上下には黒いふちがある
ふちなしオールガラス水槽。ADAのキューブガーデン等。
角なし前面の角がR加工されているタイプ。NISSOのスティングレー等。

材質:ガラスか、アクリルに別れ、それぞれに種類があります。
ガラス製 普通のガラス ごく普通のガラス。大きさによって厚みが変わる。(大型になる程厚くなる)
強化ガラス 同じ強度を出す場合、普通のガラスより厚みを減らすことができるので、大型水槽などに使われる事が多い。
「点」の衝撃に弱い。(車のフロントガラスと同じですね。)
アクリル製 溶剤接着 接着面を溶かして接着するタイプ。
加工が簡単で安いが、クラックが入りやすく寿命も短い。
(直射日光が当たったり、メタハラを水槽近くで照射した場合等は数年で剥離するようです。)
重合接着 接着面に少し隙間をあけて、その隙間にアクリルの原材料を流し込み硬化させて接着するタイプ。
アクリルをアクリルで接着するので、1枚のアクリルと同程度の強度がでる。(水族館の水槽はこのタイプ)
ただし、その分手間がかかり、高価。

  大きさと容量:容量のリットルを単純に 1L = 1K として計算したものです。
サイズ幅×奥行×高さ(cm)容量(L)
45cm45303035
45454590
    
60cm60303660
604545120
    
90cm904545180
904560240
906060320
サイズ幅×奥行×高さ(cm)容量(L)
120cm1204545240
1204560320
1206060430
150cm1504545300
1504560400
1506060530
180cm1804545350
1804560480
1806060640

どれがいいのか?
 ・120cmまでの水槽で、オープンアクアリウムを目指すなら、迷わずオールガラス水槽を選びましょう。
 ・とにかくとっとっと始めたい貴方は、60cmのセット物をどうぞ!
 ・オーバーフローでやりたいなら、材質はアクリルを選ぶが吉です。
 ・120cm以上の水槽を導入するなら、アクリルをオススメします。お金があれば強化ガラスはゴージャス感を得られます。

 ま、最終的には、"コレだっ!" とビビっっと来たものを選んでおけば、ある程度の難関をクリアできるだけの愛着が湧くと思います。


 
水槽台

 水槽を載せる台のことです。様々なメーカから出ていますが、基本的にスチール製のアングルや、木製のアングル/キャビネットが多いです。
自作する方も結構多いようです。買うにせよ作るにせよ、チェックしたいポイントを載せておきます。

水槽台選びのチェックポイント
強度  相当重い物を載せるわけですからね、材質はしっかりしたものを選びましょう。特に、天板がペコペコするような物はいけません。また、押してみてぐらぐらするのも危ないです。
接地面  台の天板が弱いと、いずれたわんできて水槽との接地面が小さくなり、そこに重さが集中してしまいます。その分水槽に負荷がかかり、破損の原因になります。  例えば、エレクターのような棚が網目になっているようなものに直接水槽をおくと、接地してる部分に過重が集中してしまうので危険です。(ガラス水槽だと割れる可能性が高くなります。)このような場合は、コンパネを敷くなどして、接地面を稼ぎましょう。
 同じように水槽台も、4本足で立っているものより、底面全体で接地している方が重量分散になり、床への過重集中が防げます。
湿気  水を扱うわけですからねー。スチール製なら防錆が施されているか、塗料は剥げにくいか(傷つきにくいか)をチェックします。
木製なら、ワックスや耐水性の塗料がしっかり塗られているかをチェックします。
傾き  水槽台の接地面が水平になっていることも大切です。斜めになっていると、下の部分に負荷が多くなりこれまた危険なのです。アクリル水槽は多少寛容ですが、ガラス水槽は結構シビアなようで、ふとした拍子に割れてしまうことがあります。

どれがいいのか?
 最重要項目は、"重さに耐えられること" , "安定感のあるもの" の2点です。要は、その重さに耐えられる、がっしりした台状の物であれば、最悪何でもOKで、デザインなど好みで選ぶがよし。ですね。但し、その場合は最低でもコンパネは敷いて、しっかり過重分散しておいて下さい。
 個人的には、木製の、専用の水槽台をオススメしますぞ。(もっと具体的には、どーなのよ? - 設備・アイテム編 -をご覧下さい。


 
照明

 水槽内を照らすための装置です。種類は幾つかありますが、代表的な蛍光灯とメタルハライドランプ(メタハラ)を簡単に比較してみました。

蛍光灯とメタハラの長所/短所
蛍光灯 長所 ・安い!
・種類が多いので、蛍光管を変える事でいろんな演出ができる。
・どこにでも売ってる。
短所 ・拡散光なので水面から離すと結構眩しい。特に下から水槽を眺めるように設置している場合、直接電球が見えると眩しくて見てられないカンジ。
・影や水面の揺らめきを表現するような照らし方はできない。
メタハラ 長所 ・点光源で大出力
・水面の揺らめきや葉の陰などが表現できる。
・水銀灯や蛍光灯より効率が良い。
・見る角度によってはランプが見えていても眩しくない。
短所 ・高い!
・点光源であるがゆえに光量が集中するので、直下とそうでない場所との差が大きく、光量の調節にはテクニックが必要。
・電源ON直後は大量の電流が流れる(突入電流といいます)ため、タイマー設定する場合は、その電流に対応しているものを選ぶ必要がある。
・一度電源をOFFにすると、電源ONするまでに時間を要する。(すぐには点灯しない)

どれがいいのか?
 ・オープンアクアリウムを目指すなら、メタハラがオススメです。また、水面の揺らぎを天井や底砂に反映させたいなら、これまたメタハラがオススメ
 ・初期費用を抑えたいなら蛍光灯がオススメ。  ・魚の鑑賞がメインなら、メタハラは不要です。魚がきれいに見える色の蛍光灯で演出してあげましょう。


 
濾過器(フィルター)

 水質悪化を防ぐ(遅らせる)ために、水槽内のゴミを取ったり(物理濾過)、魚の糞や食べ残したえさ等の有害な成分をバクテリアの作用で比較的害のないものに分解する(生物濾過)ことを濾過と呼んでいます。濾過器(フィルター)は、それを行うための装置のことです。
 濾過の方式には色々あり、それぞれ使用する濾過器(フィルター)も異なります。

濾過器(方式)の種類
投げ込み式フィルター 濾材の入ったケースをエアポンプにつないで、水槽に入れるタイプのフィルターで、水作エイトが有名です。
本体を砂の中に埋めると機能もUPするそうです。熱帯魚屋さんの水槽でよく見かけますね。
他の濾過器に比べて本体が小さいので、小型水槽向け、またはサブとして利用することが多いようです。
上部式フィルター 水槽セットを買うと付いてくるのが、このタイプです。
水槽の上部に設置するので、オープンな水槽は作れません。また、本体で上からの光が遮られてしまうので、光量を多く必要とする水槽には向いてません。さらにCO2を強制添加してる場合は、水の落下による爆気の影響でCO2の添加効率を落としてしまうため、水草水槽派は好まないようです。
ただし、安価だし、濾過層のメンテナンスはすっごい楽です。
外部式密閉フィルター
(パワーフィルター、
外部フィルター)
ポンプ付きの密閉されたバケツのようなケースと水槽をホースで繋ぎ、ケースに濾材を詰めてポンプの動力で水を循環させることで濾過する装置です。「エーハイム」や「プライムパワー」が有名です。
濾過器の中ではかなり静かな部類で、濾過の能力も高いです。また、水槽から離して置くことができるので、レイアウトの邪魔になったり光を遮ったりすることがなく、しかもCO2が逃げにくい構造なので水草水槽派に好評なようです。
値段が高い事と外気の温度の影響を受けやすい事が難点。また、水槽以外に濾過器用のスペースが必要です。
内部フィルター 外部フィルターが小型になったような物で、水槽内に設置します。
大きさの割に濾過能力は高いんですが、水槽内に入れるので、レイアウトの邪魔になります。またポンプも水の中ですから、その発熱による水温上昇は否めません。
底面フィルター 水槽最下部(底砂の下)にしく、簀の子のようなものです。ポンプまたはエアポンプで動かしたり、上部フィルターや外部フィルターと接続して使ったりします。
濾材は底面に敷く砂で、底砂が全部濾過層になるわけですから、濾過能力は結構なものです。が、ゴミが溜まり易く掃除が面倒なのが難点です。
底砂に水を通すので、呈さないの通水性は抜群です。これは結構魅力的なのですが、その通水性のおかげで、底砂に埋めて使用するタイプの肥料の利用が難しく、これまた水草水槽派はあまり好まないようです。
外掛けフィルター 水槽の壁面に取り付けるタイプのフィルターで、「テトラ ワンタッチフィルター」が有名です。
側面に引っ掛けるだけで利用できるのと、濾材がカートリッジ式で簡単に取り替えられるため、ものすごく使い勝手が良く、しかも音も静かです。
ただ、濾材の入ったカートリッジが小く、しかもその濾材は吸着系なので、定期的な交換が必須です。(改造すれば生物濾過もできるようです。)
大型の物は今のところないので、小型水槽向け、またはサブとして利用といったカンジです。
オーバーフロー これは、水槽をもう一つ置いてそれ自体を濾過層にしてしまうというものです。専用の装置というのはありませんが、専用の水槽が必要です。
濾過槽からポンプで本水槽に水を汲み上げ、本水槽から溢れた水を濾過槽に戻す、という仕組みのため、仕掛けが結構大掛かりでその分費用がかかりますし、場所も必要です。(まぁ、たいてい本水槽の下に置くので、水槽スペースが倍になったりするわけじゃないですけどね)
さらに、溢れた水の落ちる音がかなりうるさく、個人的にはこれが一番のネックです。(もちろん、音を小さくする工夫はできますよ)
ただし、その濾過能力は他を圧倒します。なんせ水槽がまるまる濾過層になるんですからね。というわけで、大型水槽向けです。
プレフィルター これは物理濾過専門のフィルターです。上記フィルターに水を通す前に、このフィルターを通して大きいゴミだけこし取ってしまうのが目的です。
外部フィルターのような形をしてるものや、吸水口につけるスポンジがあります。

どれがいいのか?
 ・どんな濾過器(方式)でも、きっちりバクテリアが働いてくれれば、ちゃんと濾過してくれるので、お好みと予算に合わせて選べば良いと思います。
 ・ちなみに我が家では、外掛け式と外部式の併用です。


 
濾材

 生物濾過のためのバクテリアの住まいとなるものを濾材と呼んでいます。
大雑把ですが、各用途に合わせてご紹介します。

濾材の種類
ウールマット 物理濾過のために使われる事が多いです。つまり、濾過器の中で最初に水と出会う場所に置くわけです。
そのため、目に見えるゴミはたいていここで引っかかります。こいつらをバクテリアに分解してもらうのは時間がかかるので、定期的な掃除をしてあげるのがよいです。
多面積
/多気孔系
生物濾過のために使われる事が多いです。エーハイメック/サブストラット、PH(パワーハウス)、シポラックスなどが有名ですね。スポンジもこの部類かな。
これらの濾材は、バクテリアを少しでも多く住まわせるために面積を増やす工夫をしてあります。
市販されているほとんどの濾材はコレ系ですから、まぁお好みで選んでよいと思います。ただし、いくらたくさん住めても、エサのある水が来なければ意味ありません。多ければ良いってわけじゃぁないんです。
というわけで、この手の濾材を使う場合は、なるべく多くの濾材に水があたるよう、整流に気を使いましょう。(詰めすぎ注意!)
吸着系 活性炭やゼオライトなどのことで、生物濾過の補助として使われる事が多いです。例えば、水槽立上げ初期などはまだバクテリアが増えてませんから、これらをつかって濾過を補うわけですね。
こいつらは、汚れを体内に吸着して水をキレイにしてくれるんですが、汚れを分解してくれるわけじゃありません。
しかもやっかいなのは、吸着には限界があり、それを超えると今まで吸着していたものを吐き出すんです。わおぅ。
というわけで、この手の濾材を使う場合は、必ず定期的に交換しましょう。

どれがいいのか?
 ・どれかを選ぶ、というよりは、併用するのが良いです。
 ・「ふみづき」では、ウールマットで物理濾過(プレフィルター)、スポンジの角切りで生物濾過、外掛け式のフィルターは吸着濾過と、3種類とも併用しています。(ただ、濾過が安定したら、吸着濾過は外す予定ですが)


 
エアポンプ

 空気を吐き出す装置です。主に水槽内の酸素不足を解消させるために使います。また、投げ込みフィルターや底面フィルターの動力としても利用します。
駆動音が結構するで、吊るして使うのがオススメです。
ちなみに、水草水槽では夜間のみ駆動させます。これは、エアポンプで爆気するとせっかく添加したCO2が逃げてしまうためです。足りない酸素は水草から出る酸素で補います。夜間は水草も酸素を呼吸するので、足りなくなる酸素をエアポンプで補うわけです。


 
CO2関連機器

  二酸化炭素(CO2)を水槽内に強制添加するためのシステムです。これは水草水槽で使用します。
光とともに植物の光合成に欠かせないのがCO2ですね。これを強制的に添加することで、水草の成長を促進させるんです。つまり、美しく育ってもらうために必要とされているわけですね。もちろん、わざわざ添加しなくてもキレイに育つ水草はありますが、そうじゃない水草だって美しく育てたい!そんな方は迷わず導入しましょう。
 添加方法はいろいろありますが、だいたい次の3通りが有名なところです。

スプレー缶方式 ヘアスプレーの缶みたいなものにCO2が入っていて、拡散筒にプシューっとやる。CO2が無くなったらまたプシュー。
自動化はできません。かといって、1回/1日 とかではたいして意味もないので、あまりオススメしません。
発酵式 砂糖水をゼライスで固めたものにイースト菌を振りかけて、発酵でCO2を発生、それを添加する方式。
冷えると発酵が遅くなり(CO2が少ない)、温めると発酵が早くなる(CO2が大量)ので、安定した添加にはテクニックが必要です。
それなりに手間はかかりますが、なんせ安いので一度試してみるのもいいかもしれません。
ガスボンベ方式 CO2の詰まったボンベから添加する方式。それなりのシステムを組めば、安定した添加が全部自動化できるのが魅力。
初期投資がかかるのが難点ですが、CO2添加を続けていくならこの方式をオススメします。

 というわけで、ガスボンベを使ったCO2システムをご紹介します。(絵の丸数字と表の項番が対応しています)

CO2システム接続図

1CO2ボンベ CO2の源泉です。CO2が詰まってるボンベのことですね。
容量が70〜74g の小型ガスボンベや、1〜7K 程度の業務用液化炭酸ガスボンベ (みどぼんと呼ばれています)があります。
小型ガスボンベは長く続けるとコストがかさみますので、水草水槽をずっと続けていく方は頑張ってみどぼんを調達しましょう。
ボンベの調達方法は、小型ガスボンベはAQUAショップで買えますが、みどぼんはAQUAショップではなかなかお目にかかれませんので、主に酒屋でレンタルしたり、酸素屋さんから買うなりします。
みどぼんの調達に関しては、120cm水槽導入記でご紹介します。
2レギュレータ ボンベ内のガス圧を調整ための装置です。
元々圧力が低い、小型ガスボンベを利用する場合、この減圧機能が無いタイプがあり、価格も安いんですが、ミドボンを利用するなら必ず「減圧機能付き」タイプを選びましょう。(みどぼんのボンベ内の圧力はすごく高い(ボンベ内の圧力を1次圧といいます)ので、使える圧力に減圧(これを2次圧と呼びます)して利用します。)
3耐圧チューブ 一般的なシリコンチューブを硬くしたようなもので、ある程度の圧力に耐えられるチューブです。
レギュレータから出たCO2は、減圧されているとはいえまだそれなりに圧力があります。なので、普通のエアチューブだと圧力に耐えられず、ガスが漏れるんだそうです。
ちなみに、スピードコントローラーまではこれを利用します。
4電磁弁 電気でCO2の添加をON/OFFする装置です。電源ONで弁が開き、OFFで弁が閉じます。これをタイマーに繋げることで、CO2添加を自動化します。
5スピードコントローラ 「スピコン」ともいいます。最終的なCO2の添加量を調整する装置です。
6逆流防止弁 「逆止弁」ともいいます。水槽内の水が逆流してくるのを防ぎます。
7バブルカウンター 「バブカン」ともいいます。CO2の添加量を目で見て測るための装置です。水を入れた容器にCO2を通し、その泡の数で測るわけです。量の調整はスピコンで行います。
8シリコンチューブ 普通にAQUAショップで売ってるチューブです。
スピコンを通した最終的なCO2は圧も弱くなっているので、取り回しのし易い普通のエアチューブを使います。
9拡散器 CO2を効率良く水に溶かす装置です。
細かい泡にするものや、水流の力で溶かすもの、長時間水中にとどまっていられるようにしたもの等があります。


 
タイマー

 照明器具や、CO2,エアポンプのON/OFFを自動化するための装置です。
AQUA専門のタイマーには、ON/OFFがチャンネル単位で入れ替わるタイプもあります。つまり、1チャンネルがONの時は2チャンネルがOFF。といった具合。これは、例えば照明がONの時はエアポンプOFFで、照明がOFFになるとエアポンプがONになる。のように使います。
 メタハラをタイマーで制御する場合は、突入電流(電源ONの瞬間、すごいW数の電流が流れるそうです。)のW数に対応できるタイマーを選んでください。


 
サーモ・ヒーター

 サーモとは、設定した温度を下回ると電源がONになる装置で、ヒーターとは、電源がONになると熱を発する装置です。
つまり、この3つを使って水温を調整するわけですね。これらにも幾つか種類があります。

単品 サーモとヒーターをそれぞれ単品で揃えるタイプです。
サーモのセンサーとヒーターを水槽内に入れる必要がありますが、ヒーターが切れた(結構よく切れる&寿命も1〜2年)場合にヒーターのみを交換できるのが魅力です。
一体型 サーモとヒーターが一体になってます。ヒーターにセンサーが付いてるので、単品タイプよりスマートです。
ただし、どちらが故障しても総とっかえなのが難点。
オートヒーター ヒーターに温度固定式のサーモが内臓されています。見た目はヒーターなので、とてもスマート。
ただし、温度の調整ができません。

 水槽サイズに対する、ヒータの必要なW数の目安は、だいたい 30L〜40L につき100W といったところのようですが、ヒータの負担や事故対策のためにも、必要W数の中で複数本に分けた方がよいです。

ちなみに、コレらはあくまでも温める方向で調整するもので、水温を冷やすことはできません。念のため。


 
クーラー

 サーモ・ヒーターとは逆に、水温を下げるための装置です。
 サーモ・ヒーターとクーラーがあれば、水温維持はパーフェクトです。ただ、もんのすごくたかーーーいっ!
さらに、室内に置いた場合その排気熱(温風)が問題となります。せっかく水温下げても、排気熱で部屋が暑くなったんじゃぁ笑えません。
そして、駆動音も結構ウルサイのです。当然ランニングコストもそれなりにかかります。

 というわけで、低い温度で維持する場合や、温度変化にシビアな生き物(海水魚/無脊椎とか)を飼育してない限り、導入率が低い装置です。
 購入する場合は、適合サイズに余裕を持たせましょう。


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