購入先:近所の熱帯魚屋さん
左から、「セラのPH」、「Tetra のGH(総硬度)」、「Red sea のNO3(硝酸塩)」、「Red sea のNO2(亜硝酸)」です。
PH
水がアルカリ性か酸性かをチェックします。
普通弱酸性が良いようですが、魚によりますのでどちら側が良いかは事前に調べておく必要があります。これで現状の水質がわかったら、理想へ向けて調整をしてゆくか、その水質に合った生態をチョイスする、という対応をとります。
チェック方法は、試験管に5mmの飼育水を入れ、試薬を4滴たらして振った後に変化する色を、付属の比色紙(色見本のような紙)と照らし合わせ、同じ色の数値を読み取る、というものです。
微妙な色は判定しずらいです。さらに、白熱灯のようなオレンジっぽい光の下ではその影響も受けます。というわけで結構アバウトな数値しか測れません。正確なPHを知りたいのであれば、デジタルの方がいいかもしれませんね。
GH
水の総硬度をチェックします。
たいていの水草は低硬度を好みます。なので、これでチェックした結果硬度が高い事が分かったら、その原因を特定し、それを取り除くのが手っ取り早い対応となります。他に "ソフナイザー" という 硬度を上げる物質を吸着するものを使う手もありますが、これは片っ端から吸収してしまうので取り扱いは難しいようです。(水換え用の水に使ったりする)
チェック方法は、試験管に5mmの飼育水を入れ、1滴ずつ試薬をたらし、水の色がピンクから緑色に変わるまでにたらした数がそのまま数値になります。
水草水槽を維持するなら、少なくとも3,4滴で変わってくれるのが望ましいですよね。我が家はこれを12滴もたらして、やっと色が変わるんです(2003.07現在)。なんか試薬を無駄使いしてるようで気持ちよくありません。でも、色が変わる瞬間は面白いです。
NO2
魚の出すアンモニアを分解した後にできる、亜硝酸の量をチェックします。
亜硝酸は結構な毒なので、これが多いと魚が死にます。特に立ち上げ初期はこの亜硝酸を分解するバクテリアが少ないので危険です。そんなわけで、最初は魚を大量に入れてはいけないのですね。
チェック方法は、試験管に8mmの飼育水を入れ、Aの試薬を10滴たらし、その後Bの試薬を6滴たらして振った後、1,2分放置した後の色を、付属の比色紙と照らし合わせ、同じ色の数値を読み取る、というものです。
ちなみにfakerはコレ、2,3回しか使った事がありません。今回の120cm水槽立ち上げ時も使いませんでした。環境が落ち着くと殆ど検出されなくなりますので、一度できあがった水槽には不要です。わざわざ買わなくてもいいかなー、と思います。
NO3
亜硝酸を分解した後にできる硝酸塩の量をチェックします。
硝酸塩はそれ程毒性は強くありませんが、量が増えると影響が出てきます。この硝酸塩はさらに窒素に分解される場合がありますが、それにはそれなりの環境を整える必要があります。なので、普通は水換えで取り除く事になります。(だから水換えが必要なんですねー)
ただ、水草がある程度栄養として使ってくれたりもしますので、水草水槽をやってる方の場合、それ程シビアにならなくても良いようです。(とはい水換え不要にはなりませんよ)
チェック方法は、試験管に5mmの飼育水を入れ、粉末の試薬を付属のスプーン1杯入れ約30秒振ります。その後試薬Cを10滴入れ役10秒振り、4,5分放置した後の色を、付属の比色紙と照らし合わせ、同じ色の数値を読み取る、というものです。
これに限ってチェック方法は2通りあるんですが、ご紹介したのは時間のかからない方です。それでも5分以上かかるので、めったなことでは測定しません。面倒で。
持ってて損はないけど、無くても困らないと思います。
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